大阪のブランド食材:高山真菜
大阪のブランド食材:高山真菜(たかやままな)
大阪府の豊能町にある高山地区で江戸時代から栽培されているブランド食材に、高山真菜というのがあります。菜種の一種で、全長が20〜30cmの野菜ですが、特に茎の部分が甘く、若葉だけではなく、つぼみができた後に花野菜としても利用できる野菜です。この地は400年以上の前にキリシタンが住みこんだところですが、当時、その山間に高山真菜(たかやままな)を栽培し始めたのでした。
それ以来、今日に至るまで、大阪方面では、冬になるとこの高山真菜をいただきます。茹でて辛し醤油であえるおひたしや、新鮮な浅漬けを食し、春の訪れを喜ぶというのです。またなべ物の青味に使うのもいいですし、葉や茎はサラダにもなります。私は、漬物は浅漬けが好きですが、やわらかい高山真菜の漬物、いただいてみたいものです
この高山真菜の栽培は、種を自家採取する形で継承されてきています。さらに春には収穫時にある程度の苗を畑に残し、畑にすきこむことで、肥料にすることができます。しかも、そこに植えるのは、山ゴボウなのですが、これが、循環型農業の典型ではないでしょうか?
日本全国には「真菜」と呼ばれる“なっぱ”がありますよね。でも、高山真菜は、豊能郡と茨木市の山奥だけでしか、栽培されておりません。他の地域で高山真菜の栽培に挑戦するのですが、同じような柔らかさとうまみが出ないと言われています。ですから、収穫後、塩漬けにして冷凍庫に入れ、1年中使い続ける気持もわかる気がします。高山真菜の栽培では、特に土づくりに力を入れていますので、他の真菜類より味がよくなるのでしょう。香りも天下一品だというのですから、ぜひとも私もいただいてみたいものです。